ジャックラッセルテリア サクラと、 なんちゃって黒ラブ ワーブ  何だか迷惑掛けてます。

だいじょうぶだよ、サクラ。

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ウツギ28号。

  1. 2009/05/20(水) 19:14:57|
  2. 工作
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:7
        20090520の画pa 107


何時の間にかウツギの花は落ちていた。  うかうかしていたら散ってしまった。
ウツギは空木と書く。  木が中空になってる不思議な木だ。

兄弟の中でも長男に産まれて、それ程のメリットも実感した事ないが、祖父の鮮明な思い出があるのは、二つ上の姉と僕だけだろうと思う。  早く産まれたご褒美と云えばそういう類の事くらいか・・・


爺さんの家には白い中型犬が居て、平凡ではあるが「シロ」と呼ばれて居た。
僕は爺さんに自転車乗りを教わったが、練習中にシロを2~3回、タイヤで踏んでしまった。

鳴いてるシロを撫でると、「そんな犬は轢き殺しても構わない」と爺さんは言ったが、勿論本心では無く、心根の優しい爺さんだった。

ビートルズが解散する前年の大雨の日、爺さんはポックリ逝った。  最期に食べたのはミカンの缶詰だった。   富の原を開拓した爺さんはミカンを山ほど作って売っていたが、最期は買って食べた訳だ。



主人を亡くしたシロは、爺さんの後を追って3日後に律儀に死んだ。


20090520の画pa 127







僕の家族、一族はびっくりする位の不器用揃いで、爺さんの不器用も年季の入ったものでした。
僕は不器用な大人達に囲まれて 一時期王様の様に育った。

木切れを拾ってはおもちゃの船を作り、お城を作り、いちいち爺さんはそれを見て驚いた。
錆びたノコギリで切り、ナイフで削り、釘を打ってはうっとりした。



庭の何処に空木が生えて居たものか、僕は中空の木の枝を発見すると、創作意欲に火が付いて、なぜだか どこか「鉄人28号」似の木のロボットを量産した。
空木はロボットの手足になった。

来る日も来る日も作り続け、出来上がったロボット全てに爺さんは驚愕し続けたのだった。

        20090520の画pa 092





爺さんの家も畑も今は無い。

人参畑、麦畑、タバコ畑の真ん中にガタゴト土埃の舞う道が、真っ直ぐ、真っ直ぐ海に向かって 
ああ、今の時期なら遠く陽光でギラギラと確かに海が見えた。
空はもう少し青く、雲雀はうるさく鳴きながら、高くホバリングしてはストンと落ちた。



そして僕は、焼けたアスファルトに立つ。 
今は知らない人達が沢山車で走り、歩き、家々が並び、大きなスーパーが建ち、喧騒の地だ。







時間は一方通行なら僕も一方通行を歩く。
ポロポロ、ポロポロ、色々こぼしながら行く道だ。

しかし、時々僕は決定的に欠損してしまった切り口を撫で回す。

落として壊れたガラス細工を集めて繋げて思案して、ここから動けない事がある。

       20090520の画pa 025





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comment

  1. 2009/05/21(木) 08:06:53 |
  2. URL |
  3. マルのママ
  4. [ 編集 ]
ボズさんって本当に痛みに対して強いですね。もう脱帽です。
自然治癒力と精神力のお陰かも。
うつぎの花というんですね。あのロボットを見た時、宮崎アニメに出てくるラピュタのロボットを思い出しました。好きなシーンは大きな手から小さいお花を持って子供たちに差し出す所です。
私の思い出のお花はレンゲ草ですね。正法寺の裏手は田んぼだった訳で今は大型スーパー
やお好み焼き屋さんが立ち並んでますが。あの頃ヤギさんが飼われていて餌をあげて喜んで
ましたね。昔の事は覚えているのに昨日の夕食が思い出せないなんて!最悪だ!!
昨日、郡川で1匹のホタルを見ましたよ。幻想的ですね。

シュール(*^_^*)

  1. 2009/05/21(木) 09:47:55 |
  2. URL |
  3. joyパパ
  4. [ 編集 ]
ウツギ28号さんの左足がテーピングしてあったのがかなりシュールで笑えましたv(`∀´v)

  1. 2009/05/21(木) 15:45:37 |
  2. URL |
  3. SHIMACO
  4. [ 編集 ]
土の道をてくてく歩いたことや、
ひばりの声を見上げた春の青空や、
でっかいかたつむりを見つけて遅刻しそうになったことや、
そんなことが、もしかすると宝物なのかもしれないと気がつきました。
ありがとーございます。
これからのこどもたちには、体験できないことかもしれませんもんね。

joyパパさんのおっしゃるとーり、
ロボットの足を見て吹き出しました。やりますねー。(笑)

  1. 2009/05/21(木) 17:52:22 |
  2. URL |
  3. ボズ
  4. [ 編集 ]
マルのママさんへ。

こんにちは。

幾ら言っても病院に行かん奴は大概極度の怖がりです。 痛みには弱いのですが、怖さが上回るのです。  野生が強いのでしょう。
ワシから見ると他の人が薬飲み過ぎ、病院行き過ぎに見えますぞ。

もう蛍を見ましたか? 蛍が出たらマムシも本格的に動くので、犬の散歩もそれなりに気を使わないといけないと言う事です。
今、去年のメモ見返すと25日位に蛍見てますね。  特別早い訳でもないのか・・・





joyパパへ。

いつも散歩する岳ノ木場公園で、何か座らせると丁度良い木の洞を随分前から見つけてて、何を座らせればワシの中でビタっと合うのか考えてました。 変でしょ?   だから、木の洞にピッタリ合う様に作って座らせました。

テーピング最高!  テーピングは世界を救う。 テーピングと暮らしたい。  次の犬の名前はテーピングでも良いと思ってます。






SHIMACOさんへ。

こんにちは。

おや? 健康的な時間帯ですね。
いいおっちゃんがロボット作りました。  暇だと何でもやっちゃうな。

キラキラだけど、決して戻せない時間ってあるでしょ。  時々そういう時間を再現したくて行動する事ってありますよね。
何故か空木の花を見ると爺さんとの時間とか会話とか断片的に思いだします。

ロボットの足に包帯巻いて、本体にセットしたら、一人で暫く笑いました。
ローラン・ギャロス始まりますね、睡眠不足の日々が来ますね。

  1. 2009/05/22(金) 10:46:17 |
  2. URL |
  3. ねこおばさん
  4. [ 編集 ]
ほんとね、左足首の包帯が笑えます。
でも、やっぱり高いところにいるのね (笑)
落ちんごとね、28号君も、作り手も…。

  1. 2009/05/22(金) 23:36:10 |
  2. URL |
  3. sです。
  4. [ 編集 ]
すっかり海で濡れ犬の季節ですね。
縫い物は得意ですが、
木工系がさっぱり駄目で、
何故か釘を打たずに足を打つ輩なので感心してしまいます。

うっかり、うちのじーさんの事を思い出してしまいました。
じーさんは、
住んでいる家(現在の実家)から怪我をして落ちていた野鳥の雛を入れる巣箱まで器用に作る人でした。
最後の辺玄関脇の眺めのいい部屋で寝ていたのですが、見舞いの人が来る度、
玄関においてある40cm程に育ったアロワナの入った水槽を差して、
「でっかいうなぎやろ?」と自慢げに云っていました。
じーさんが死んだ次の次の日、
『でっかいうなぎ』は、蓋をしてあったはずの水槽から飛び出して、
じーさんと一緒に三途の川を渡ってしまいました。

  1. 2009/05/23(土) 04:54:46 |
  2. URL |
  3. ボズ
  4. [ 編集 ]
ねこおばさんへ。

お早う御座います。

もう少し動ける様になったら、脚立とロープを持って誰の迷惑にもならない所に座り直させてやろうと思ってます。

落ちない様に固定してやろう。
市の公園河川課は文句言うでしょうね。  コソっとやろう。






Sさんへ。

お久しぶりです。

ううん、なんか判る話ですね。  
魚も大きくなる古代魚はテレパシーっていうか妙な能力があるみたいで、雷魚なんかでも池の埋め立て計画が決まった日に綺麗に池から居なくなったりするんですよ。

しかし、アロワナと逝くなんて洒落た事するお爺様ですね。
こうやって時々思い出すって、生きてる人間にとっても良い凸凹なんだろうと思います。

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