ジャックラッセルテリア サクラと、 なんちゃって黒ラブ ワーブ  何だか迷惑掛けてます。

だいじょうぶだよ、サクラ。

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寒さが暖か味を求めるのだろうか。

  1. 2010/11/10(水) 00:51:31|
  2. 雑記、まさに分類不可
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日照時間が減ると気が滅入って来ますよね。 散歩に出ても寒いし・・・
色々な相談事、返事を書かないといけないメールの山、ほんとは言って置いた方がいいけど今は言わない方が良い様な気がする事とか、そんなこんなを引き連れて黄昏ちょい過ぎの山のテッペンは風ピュ~ピュ~でそれでも犬だけは妙に元気で、ああ、こいつ等が居るからなんとか今日も・・・と思うけど、なんかあんまり沢山の事が頭の中にあるとそういうのほほん気分が浮かぶ余地もない。

今の時期の僕の服装は相変わらずちぐはぐで、考え事しながら家を出ると一人だけ真夏の格好だ。 そりゃ余計寒いわな。


もう十数年前になるが、僕が最後にグレてた頃(今でも充分グレてるってか?)、毎晩スタンドのピットで峠族やらゼロヨン君達のバカ車いじってお金を頂いてたんだけど、そういう奴等の中にKeikoという娘がなんでか混じってて、別にやんちゃな所もなく、なんで居るのか良く解らないけど、のんびりした良い奴でした。 

美人ではないのだけど親しみ易い奴で真夜中のご飯とか良く一緒に行ってましたが、或る日Keikoが僕にH君が好きだから付き合いたいのだという。

H君はモデルになっても良いくらいのイイ男なのだが、非常にシャイな奴で車いじりだけが青春で、彼女も居ないし就職もせず、バイトは真面目なんだけど、なんだかいつも一人でポツンとしてる奴でしたが、僕とは大食いで馬が合い、昼飯に回転すし食って大盛の牛丼食って並を半分こして食って、やっぱラーメン屋も行くか?という感じで二人で実に良く食った。

keikoは自分が美人じゃないのは良く知ってて実は彼女もシャイで僕になんとなくH君の方で脈があるものか探って呉れという事なのですが、如何にもkeikoはH君の好みじゃなさそうなのであんまり期待されては困るけどまぁ、遠まわしに聞いてみるさと返事をして置いた。

ところがなんだな深淵なのが現実で、不肖僕が取り持つ縁で交際してしまう二人なんだな。 
兎に角H君は並から抜けて格好イイので、ぱっと見バランスが悪いのだけど、まぁkeikoもヘクソカズラも花盛りでまぁまぁの二人なんだろうと思ってました。 
H君の方でも交際を始めてから就職も決めて、近い将来は結婚するんだという気持だという所まで行ってしまいましたした。

ところがある晩H君が僕の所に来て「別れました」という。ちょっと意外だったのですが、 ふふん、気にするなよお前は若いんだから心変りはあるものさと言えば、「いいえ、違うんですフラれました」という。
ええっ、あのkeikoが格好イイH君をどうしてフレる訳?と混乱する。
H君の方は未練タラタラらしい。 うう、解らん。


後日keikoにたまたま会うと向こうから、「すみません別れました」という。 
折角仲を取り持って貰ったのに悪いというニュアンスなんだけど、いや、そんな事は良いんだけど、本当にそれで良いのかと聞けば、「だって、なんだか面白くないんだもん」との事。  
いや、結婚は面白くないよ!と言っては見たものの、気持の問題なんだから仕方がない。 
いずれにしても君達がそれで良いのなら構わんさ、と言って置いた。


時々本当に女は訳が判らんのは、それから僅か数日後keikoが高級車乗り回してるのを見た。
おや?と思ったので、 keikoの連れに聞くと「買って貰った」のだと言う。 
誰から?と聞くと地元のちょっとした会社の若社長だと言う。 
うう?あいつ嫁も子供も居るやんけ?というと、そうなんだ不倫なんだと言う。 

友達としても、もうkeikoには付いて行けないと言う。 
なんだってあんないい加減な男に惹かれたのだろうか、全く理解に苦しむ所ですが、燃えてるんだったら解らんわなぁと、なんかkeikoは違う所に行ってしまったのだろうなぁと寂しく思いました。

僕はそれから一度だけkeikoを見た。 
keikoも僕に気付いたが、無視して歩き去った。 
僕は何か声を掛けたと思うけど、なんと言ったか思い出せない。

それでもkeikoなりの幸せがあれば救いなんだけど、此処から彼女は落ちる。
まず、何でか知らんが件の高級車で男を乗せていて事故った。

もしかしたら、普通の車だったら二人供死んでいたかも知れない事故だった。 
並外れて安全性の高いその車は一発で廃車になった。  

そして意外にも同乗の男は僕はおろか誰も仲間内では知らない奴だった。
藪蛇の世界の住人だったのだが、何処で知り合ったものかみんな見当も付かなかった。 

そしてもともとの不倫相手の若社長はその後 別の女を作って逃げた。
実は会社はかなり傾いていて、地元ではちょっとしたものだったのだが、これもそれから僅かな間に霧散した。



そしてこれも不可解だが、keikoは一生掛けてどうなんだろ?という額の借金を背負う。
事故った時に乗ってた男が関係してる金なんだが、それを背負って本当に消えた。
親姉妹も手が届かない所に行った。 勿論僕ももう連絡は付かなくなった。


後に知ったが、どうしたものかH君だけは当時所在を知っていたらしい。
博多の中洲の然るべき店に落ちていたらしい。借金の額から考えて、それはそうかも知れないという類の店です。当時彼女は24歳くらいだったと思う。

H君の話によると、一年も経たずにその店からも消えてしまって、もう本当に誰とも連絡が付かないという事でした。 それでもまだH君はkeikoを好きなんだと言ってました。


冷たい強い風に吹かれながらサクラにボールを投げます。それにしても寒いと思う。半袖はまずいと思う。 そして本当にお節介だけど、keikoは寒くないかと思う。 せめてなんでもいいから暖かいものの近くに居て呉れれば良いがと思う。
僕は最後に僕を無視して歩いて行った時のkeikoの目を思い出します。 その度に凄く悲しい。
彼女は消えたくて消えたのだけど、たぶんH君の未練も僕の心配も嫌だと思うのだけど、それでもH君はいつまでもkeikoを好きだったし、僕は今でも心配だ。

暖かい部屋に帰って犬に餌をやっても気分の一番深い所が暗く悲しいですが、これはもう仕方がない事なのです。

映画「The Three Burials of Melquiades Estrada」の中でメキシコ人の牧童が悲しいのならこれを飲めとボロボロのバリー・ペッパーに酒をビンごと渡します。

見た目ぱっとしない冴えなくて汚い牧童だが、恐らくその酒はなけなしの酒で、それをそのまま渡すのだけど、やっぱり彼も同じ深さの悲しみを知ってるんだと思います。
砂漠の何のよすがも有り様もない場所であっても、人は人からしか深く癒されないのかも知れないですね。





 
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